幸せって…
私、本当は7歳で死んでいたらしい。
交通事故で瀕死の重傷を負った私は、
それでもかろうじて生き延びることができ、
幾多の紆余曲折を経ながらも今日に至っている。
現在こうして生きていることにはもちろん感謝しているのだけど、
自分の運命に逆らって生きているのでは?
という疑問は頭の中から消えることはなかった。
自分の運命だけならまだいい。
他人の運命まで無理やり変えてはいないか?
その報いがが現在の自分に課せられているのではないか?
そんなことばかり考えるこの頃である。
他人の運命とは、「結婚」。
結婚したものの、私は4年前に夫から追い出され、
それ以来一人で生きている。
「人は一人では何もできない」
そんな言葉を背に受けながらも、一人で生きている。
やはり世間の風は、冷たい。
通り過ぎる人は多くても、手を差し伸べる人はいない。
わからなくちゃいけない、と思いつつも、やはり現実は厳しい。
そんな逆風の中、
自分はいったいいつまで生き延びられるのだろう?
世間ではもう落ち着いていなければいけない年代だというのに、
いつまでも試行錯誤の毎日である。
旅の仕事をし、人々と夢を分かち合う。
一見「羨ましい」と見られがちだが、
実際自分の夢や希望は、はるか彼方に消え去った。
大きな幸せはもう望めそうもないけど、
せめて小さな幸せだけでも、毎日見つけていきたい…
たわいもないことでも、
自分なりに幸せと思える何かを求める努力をしたい。
そんなかすかな望みを持って書き始めたのが、
「ここ」です。
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コメント
まりあさん、うちに遊びに来てくださってありがとうございます。まりあさんちものぞきにきましたよ。
まりあさんみたいに小さな幸せを毎日見つけて書き綴るのっていいですね。私も子どもたちを送り出してから仕事にでる間のほんの1時間くらいの自分の時間が大好きです。
人の運命って不思議ですね。本人にとっては青天の霹靂のような出来事でも、神様はずっとずっと前から知っていて、もう決まっていたことなのかなぁ?って考えると、どんなことにも「意味」があるんだと思います。まりあさんが今生きていることも、うちのちょびが生まれてきたことも、きっとなにか意味があるんですよね。そんなことを考えながら、すべてをありのままに受け止めて、自然体で生きて行けたらいいですね。
また遊びに来ます。
投稿: めめ | 2004.01.13 17:08
コメントありがとうございます。
なるべくなら、幸せでありたいし、なるべくなら争いなんかしたくないし、日常の些細なことに感謝してたいし、嬉しく生きていたい。凄くシンプルで、単純なことなのに、どうして、うまくいかないんでしょうねぇ。
それでも、そういう事を大切にしていたい気持ちて、必ず生きてくるて信じてます。じゃないとやってられませんもの^^
投稿: chifumi | 2004.06.09 15:03
chifumiさん、どうもありがとう。
chifumiさんのページ、なんともいえない不思議な空間ですけど、chifumiさんの素直な気持ちが感じられて、なんだかとても共感を覚えました。私も道をはずれた人間ですけど、正道にすがろうと無理する必要はないのですね。人それぞれの幸せがあって、それでいいのだと。
多分chifumiさんは私よりずーっとお若い方だと思いますが、なんだかほっとするような安らぎを与えてくださいました。
これを機会に、これからも時々お邪魔させてくださいね。
投稿: まりあ | 2004.06.10 21:37