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モンテディオ山形の新監督

昨日は多摩で、川崎フロンターレvsモンテディオ山形の練習試合を見てきました。
陸上競技場で観客150名位、30分×4本のゲームでしたが、なんとタダで見れるのです。
練習試合だから当然なんだけど、施設もいいし天気もいいし、なんか得した気分!
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ところで、J1の試合さえ見ない私がどうしてこの試合を見に行ったのか?
実は、タイトルの新監督、昔可愛がっていた後輩なのです。

鈴木淳…宮城県出身。1979年、まだ高校生ながらワールドユース日本大会の代表に選ばれました。マラドーナも参加していたこの大会、おそらく日本で初めて開かれた世界規模の大会だったのでは?。日本は全然歯が立ちませんでしたが…
その後風間八宏(現フジTV解説者)と共に大学に入学。在学中は八宏と共にユース代表、大学選抜などで活躍。
やはり何かにつけて二人は比較されていたかな。
「スポルト」を見てもわかるように、饒舌で自己アピールの得意な八宏とは対照的に、東北人特有の気質なのか、黙々とプレーする淳。しかし剃刀のような切れ味をもつドリブルは誰も崩せない、独特の才能を持った選手でした。
大学卒業後、JFLの名門フジタ工業でプレーしながら大学院に通う努力家でしたが、ブンデスリーガやJリーグなどで華々しく活躍する八宏とは異なり、日本代表になったにもかかわらず、彼はとうとうJリーグでプレーする事はありませんでした(昇格前のブランメル仙台ではプレーしましたが)。
教師の家に育ったためか、彼は指導者としての道を志していたようです。
大学などで指導した後は、ここ数年日本サッカー協会の専属コーチとして、主に10代の代表選手を指導していました。

大学時代、彼のサッカーセンスには、むしろ八宏よりも注目していたのですが、結局選手としての活躍はその後ぱっとせず、私も卒業後彼に殆ど会うこともなく、そのうち消息も途絶えてしまっていました。
断片的に「○○にいるよ」という話を聞いていた位。

そんな淳がモンテディオ山形の監督になる、と聞いたのは昨年秋。
例の「スイカップ事件」で柱谷監督が解任された後でしたから、皆一様に心配していました。
でも久しぶりに淳の近況を知ることができ、ほっとしたかな。
そんなわけで最近山形のサイトに注目するようになり、今週関東遠征をするという情報を得て、昨日練習試合を見に行きました。

本当に久しぶり。約20年ぶり位かなぁ…
思わずシミジミ見つめていたら、なんとグランドから声をかけられてしまいました。
よく覚えてくれてたね。
「あんまり変わってないね。八宏よりは。」「八宏は老けたよね~。」

Jリーグではプレーしなかったせいか、山形では前任の柱谷氏よりは知名度が低く、不安げな声が聞こえていましたが、合宿や遠征でのユース時代を髣髴とさせるハードトレーニングに、周囲もようやく一目おくようになり、J1昇格に向けての期待が高まっているようです。
まだまだ忍耐が必要でしょうけど、淳なりのセンスとカラーが出せるよう頑張って欲しいものです。

余談ですが、川崎も関塚隆新監督を迎えました。彼も早稲田の花形選手でしたよね。
って、私は選手よりも監督ばっかり見ています(^_^;)。

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