てけつ!?
ピーさんのページに落書きしたように(笑)、「SOCCER」を「サッカー」と最初に呼んだのは誰だ?
という疑問が最近頭の中を渦巻いています(大げさ)。
アメリカ添乗中にお客様と「日本人の英語コンプレックス」についてお話していたのですが、こんなに学校で英語を習って、街中にも外来語が氾濫している国で、「私は英語がしゃべれない」と言う人が多いですよね。
実際、私たちは日常会話でも英語の単語をふんだんに使っています。
以前、フランスで実際に体験したのですが、英語がしゃべれないフランス人は「ライト」「レフト」の区別もつきません。
イタリア人もしかり。よく「道を尋ねたら嘘を教えられた」などと「地球の○き方」などに投稿されていますが、イタリア人だって「ライト」「レフト」の区別はつきません。よく逆になります(笑)。
日本では野球のおかげか、相当の高齢者であっても「ライト」「レフト」はどっちかがわかりますよね。
(昨夜TVで見た志村けんさんは「私は右も左もわかりません」「左は茶碗を持つ手」」「じゃあカレーのときはどうするの?」というコントをやってた(笑))
そんなことを考えると、日本人は日常会話で使う英語の大部分を、もう「半分日本語=カタカナ語」として使っているのに、それでも「英語がしゃべれない」という人が多いのはどうしてでしょう?
その理由として、例えば「『コーヒー』を注文しようにも通じない…」と嘆く方は意外に多く、この1つ1つが英語コンプレックスに繋がっているように思います。
「コーヒー」と発音するから通じないのであって、「カーフィー」と言えば誰でもわかる。ただこれだけのことなんですよね。
同じような例で「チケット」という言葉があります。これもれっきとした英語ですが、実際に「チケットプリーズ」といっても相手に「What?」といった顔されて、思わずモジモジしてしまうこともよくあるかと思います。
3月にハワイに行ったときに、ホノルルを案内してくれたガイドのおじさんが、「ファイヴ テケツ」と言ってたのを思い出しました。どう聞いても「テケツ」にしか聞こえないけど、それでもちゃんと通じているのです。これで何十年もやってきてるのでしょう、この日系のおじさまは。
そうです。「TICKET」は「チケット」と発音するから通じないので、「テケツ」で充分通じるのです。
もし私たちが「カーフィー」「テケツ」とカタカナで書いて覚えていたとしたら、これほどのコンプレックスは感じずに済んだのじゃないか?
そんなことをつくづく考えるこの頃です。
いったい誰が、こんなに訛ったカタカナ表現を決めてしまったのでしょうか?
カタカナ語がこんなに整理される前、例えば昔の作家は「カフェ」や「メリケン波止場」などの表現を使っていましたね。彼らの言葉の方がよほど英語的発音に近いのに、現在ではむしろアンティークな印象をも与えてしまいます。
きっとここのむか~しの人たちが決めてしまったのだと思いますけど、最近も『第3回「外来語」言い換え提案(中間発表)』をなさったそうですが、くれぐれも独走なさることのないようにと願っております。
「デイサービス(日帰り介護)」は、ちょっと違うんでないか?と…
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