一枚の紙切れ
帰ってきてスーツケースを開けたら、はらはらとこんな紙が出てきました。
現在、アメリカに行くとき(アメリカ経由で他国に行くときも)は、保安上スーツケースに鍵をかけてはいけないことになっています。
日本から発つ時には、チェックイン時にスーツケースを開けて中身を1つ1つチェックするのですが、今回国内線で他島に移動するときやホノルルから帰国するときには、特に中を開けたりはしなかったので、鍵はかけないものの、検査のことはすっかり忘れていました。
やっぱり開けられたのね…
この紙には「保安上、法律に基づいていくつかの機内預け荷物は開封して検査することになっている。あなたの荷物はその検査に選ばれました。もし鍵がかかっているために開かない場合は、力づくで荷物を壊します。しかしあなたの荷物が壊された事に対してTSAは責任を負いません。あなたのご理解とご協力に感謝します。(要約)」
と書いてあります。
って、書いてあったって、こんな紙切れが中から出てきたら、誰だって良い気持ちはしませんよね。ましてや鍵が壊されてターンテーブルから出てきた日にゃ…
『テロ防止のため』という名の下に、アメリカは常識では考えられない事を次々と当然のようにやってくれます。
まあ、黙って中身を抜き取るヨーロッパの某有名空港(複数箇所)、置き忘れた荷物は即座に爆破するシャルル・ドゴール空港よりはマシ、と思わなくちゃいけないのかもしれませんが…
9月30日から、総ての日本人渡航者に対して、アメリカ入国時に指紋採取と顔写真撮影が行われます。
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コメント
おかえりなさいまし(^^) 腕のほうは大丈夫ですか?
それにしても、パスポートと指紋に顔写真照合か。
嫌な気分ではあるけれど、顔写真は実際にはもっと前からやってるだろうからな。こっそりと。それを抑止力として公然と前面に出し、ITパワーでなんとか安全を守ろうというのはわからんでもない。
でも、そのうち人間にもペット並みにICタグ付けないと入国不可とか言い始めるんじゃないかな(苦笑)
C4Iでの個人情報を悪用されないことを祈りたいが。。無理かなあ(- -;
投稿: くっきも | 2004.09.28 18:37
くっきもさん、どうも!
ご心配くださり、ありがとうございます。
まだ箸を持つと痛いのですが、スーツケースは平気で持ってます(笑)。
個人情報といえば、入国審査時にパスポートを機械に通すだけで、その人の犯罪歴までわかっちゃうそうですね。
免停でも前科つきますから、質問事項に「嘘」答えたってばれちゃうんだって。
これは以前から実施されています。
なので、指紋なんて「今更」かもね。
ハワイ・グアム共々、アメリカ入国は怖いのだ。
投稿: まりあ | 2004.09.29 00:39
日本は平和ボケというべきか性善説に立って相手を疑うよりは信頼しようというすばらしい国というか。抜き取りに爆破・・そういう事がお客さんの荷物にあると話はやっかいそうですねえ。いくら事前に説明をしていたとしても怒るよなぁ。
そういえば去年あたりから国内線でペットボトルがチェックされるようにはなったけれど、蓋開けて匂いを嗅ぐまではしない形だけなんですよねえ。見せればOK。あ、そうそう金属探知機の前で米国では靴も脱ぐんでしたっけ?
投稿: 惑 | 2004.09.29 12:34
はいはい、靴も脱げば、上着も脱ぎます。
今回は毎日毎日島を飛行機で移動していったので、ほんとに毎回。靴や上着を脱ぐのが日課になった気分でした(笑)。
お嬢さんの修学旅行のご参考にして頂けると幸いです。
そうそう、間違ってもスーツケースに花火を詰めちゃいけませんよ(笑)。
(実際に7月のホームスティでは、そういう生徒がいたもので)
投稿: まりあ | 2004.09.30 00:20