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東京タワーにニアミス

おそらくどなたかが既にアップされているとは思いますが、一歩間違えば、9.11の東京版大惨事になるところでした。

東京タワーにタイ・ジャンボ機“ニアミス”
高度差200Mまで接近、ルート外れ都心に侵入

タイ機は都心のシンボル・東京タワーにぶつかって、あわや大惨事となった可能性もバンコク発のタイ機が9月中旬に、都内上空を低空で通過し、東京タワーと“ニアミス”していたことが18日までに分かった。
一時は東京タワーに高度差約200メートルまで迫る低空飛行だったが、その間、この飛行機と管制官との交信はなかったという。
問題の航空機は、オリエント・タイ航空のボーイング747-200型のチャーター便。9月19日午後発でプーケットへ向かう予定で、“カラ”のまま羽田空港に着陸しようとした同日未明にニアミスが起きた。
本来は、南側から進入した後は、東京湾の湾岸部をかすめるように、旋回するのが通常の飛行経路とされているが、同機は、「乗組員が日本の航空マニュアルを熟知していなかった」(会社側)などの理由で、通常より大回りの飛行経路をとってしまい、都心部上空に進入。JR総武線や山手線上空を、高度400-700メートルという低空飛行で飛んだという。


管制官は着陸許可後、同機が都心に向かうのを確認したが、その後戻ってきたため、交信をしなかったそうですね。タイ航空側の未熟さもあるかもしれませんが、管制官は航路は逐一監視しアドバイスする義務があると思う。これができなければ、飛行機は安心して飛行する事ができません。

以前書いたアリタリア航空の遅延、アテネ発機の乗組員は
「空港のレーダーが完全でなければ、我々は安心を保証する事ができない」
と、離陸を躊躇っていました。おかげで私たちは帰国が1日遅れた訳ですが…
でも今にして思えば、彼らの主張は至極当然と受け止めます。
8S.jpg
注)今回の事件はオリエント・タイ航空によるものであり、現在成田や国内各地に就航しているタイ国際航空とは異なる航空会社です。お間違いの無いように。

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