金メダルのチーズ
【ジュネーブ=共同】スイス東部アッペンツェルであった国際的なチーズコンテスト「第3回山のチーズオリンピック」で30日、十勝支庁新得町の共働学舎新得農場が出品した白カビソフトタイプの「さくら」が「フレーバー(風味付け)ソフトチーズ」部門で金メダルを獲得した。ヨーロッパの添乗をしていてよく思うのですが、ヨーロッパの人々にとって、チーズへのこだわりといったら、そりゃもう我々の想像をはるかに超えています。
この大会で日本が金メダルを獲得したのは初めて。3回目の今年は、欧州を中心に10カ国以上から16部門に計430点が出品された。
「フランスには365種類のチーズがある」(毎日違うチーズが食べられる)といえば、
「イタリアには700種類チーズがある」と言い返し、
「チーズの無いスイス料理は考えられない」国や、ドイツ・オランダまで加わってチーズ自慢を繰り返す。
メロン以上に「食べ頃時」にうるさく、朝市にはその日1番食べ時チーズを屋台に並べて、周囲をチーズの臭いで充満させる。
F1以上にガチガチのヨーロッパ文化で固めたこの世界に、極東の小国が入り込む隙間なんてありゃしません。
その中での金メダル獲得ですから、それはそれはものすごぉ~い価値、ひょっとしたらこれは柔ちゃん以上に凄いかもしれません。
新得農場のこの「さくら」、山桜の風味がほんのり香る、薄いピンクのカマンベールタイプだそうで、銀メダルを獲得した昨年に続いての快挙だそうです。
しかしこのチーズ、4~6月の限定生産だそうで、本物に出会うにはあと半年待たなければいけません。
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