ヨン様よりゴーン様
はじめに、韓国のヨン様の情報を期待していらした方、全くその話題には触れませんので、ご了承くださいませ。
さて、ゴーン様といえばカルロス・ゴーン。瀕死の会社をエクセレントカンパニーと言われるほどまでに変身させた、日産自動車の救世主です。皆さん周知の事実ですね。
ほんとにその手腕といったら、「小泉さんも少しは見習ったらどうなのよ??」と声を大にして叫びたいほど。社内外・グループ各社に相当の痛みを負った方は少なくないとは思いますが、しかし現在の実績を見たら誰もが評価せざるを得ないところです。「痛みの伴わない改革は無い」と豪語する某首相(もう言ってるが)ですが、痛みばかりで何か評価できる事を少しでも示しているのでしょうか?
このカルロス・ゴーンさん、先日TVのニュース番組に出演なさっていました。
社内での日常、家族との団欒など、ふだん目にすることのなかなかないゴーンさんの姿を垣間見る事ができました。
始業の1時間前には会社に到着し、株価や為替動向をチェックする。そして8時半きっかりに役員会議を召集。一度目を通した情報は頭の中に収めた後、媒体は総て消去。無駄なものは一切とっておかない(私と全く逆)。
部下の言葉が印象的でした。
「ゴーンさんは、1を聞いたら既に10以上理解している人。その上で矢継ぎ早に質問してくるから、怪物。おばけのようにコワイ」
やはり仕事に対する姿勢は、そこら辺の日本人以上であります。
しかしよくありがちな嫌味や皮肉は皆無で、部下の発言を真正面から受け止め、対する返事はとても真摯のように思われました。そのやり取りを見ていて、怖いけれどもとても信頼のおけるボス、という印象を強く持ったのは私だけではないでしょう。
目標とする期間を大幅に短縮して財務体質をすっかり改善強化したゴーンさん。次なる目標はなんと、「今より100万台多く売る」ことだそうで、私を含めて誰もが「嘘でしょう?そんなことできるの?で、できなかったらどうするの?」
と思うことでしょう。
これに対してゴーンさんの返答は
「できなかった時の事を今考える暇はない。できるためにすべき事を考える方が大事だ。」
そうだよね、その通りだよね。それができれば誰も苦労はしない…(ああやっぱり凡人の私)
6車種同時発売を皮切りにスタートしたこの事業、ある意味とても楽しみではあります。
近頃、「横浜国際総合競技場」名称権購入、堤さんの財産「箱根千石原プリンスホテル」買収…と羽振りの良さを見せるゴーン日産ですが、横浜Fマリノスのためにも「みなとみらい21」にゴージャスな専用施設を建設すると発表しました。
想像図を見る限り、凄い!凄いですよね。
芝生のサッカーコート4面、クラブハウスの豪華な事…
昼休みに総ての電灯を消し、コピーやプリンタ用紙に格安のわら半紙を使っていた頃とは大違いだぁ~(笑)。(いつの話だ!?)
そんなゴーンさんの意外な一面(TVで見たのですが)
プライベートな時間は家族と一緒に馴染みの焼き鳥屋さんに行く。まず最初に1人1皿サラダを注文してから焼き鳥にかかる。
好きなランチはしょうゆラーメンだとか。
そして好きなマリノスの選手は「坂田大輔クン」。昨秋のワールドユース大会の得点王として活躍した彼。ゴール前での積極果敢なプレーが魅力ですよね。
会社もマリノスも強くなって、あと残るはモータースポーツ…
サッカーと共にクルマにも魅力がないとね。
ラリー・耐久シリーズ…往年の日産には「通」を唸らせる技術と魅力があったはず。
それに惹かれて育っていった有名選手も多いはず。
私もこれで初めてクルマが好きになったのよね。
ゴーンさん、あともう一つ、強力な鶴の一声をお願いしますm(__)m。
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