休息日
1年前と違って、今年の2月は走った。
南米17日間も出ていたら、2月の半分は過ぎてしまうが、その前にビザだ予防接種だ、と駆けずり回り、そして終わったらすぐに河津桜のピークで国内へも出かけて、休息のつもりだった温泉休暇中にも、会社(正確には派遣先)からしつこく携帯に追いかけられ(圏外だったので2日間は逃れられた!)、正直なところ、山から下りた後の急激な現実にどっと疲れが出てしまった。
そして翌日は精算に知人の個展、夜は旅行医学会のセミナー…
で、究めつけは金曜日のC社での打ち合わせだった。
不思議なもので、同じようなコースでも、会社によってカラーが随分と異なる。
これは旅のパンフレットには決して現れてこない部分に強く感じるのだが、参加者のカラーが不思議なことにきれいに色分けされている。そしてなんといってもこの打合せの仕方に、会社の「旅」という仕事に対する姿勢がしっかりと現れている。
打ち合わせの時に、コースの内容を担当者としっかりチェックできるのはN社だけ。ここには添乗員の打ち合わせ部屋に、様々な地域の文化・歴史の資料が揃っている。
C社やH社はもちろん大手に至るまで、打ち合わせ場所には資料は一切無く、あるのは過去の添乗レポートのみなのだ。
コースの打ち合わせも、現地のランドオペレータがやってくれるが、コースを熟知している担当者がとにかく少なく、ただただ時間の無駄で終わることが多い。
C社やH社の場合は、コースの確認よりも、とにかく添乗携行金やチケットなどの収受に手間取り、「旅」を考える余裕さえない。
「こんなんで大丈夫だろうか?」と不安になること多々あるけれども、要はそれで満足している人達が多く参加してくるということなのかもしれない。
ここはとにかく書類が多く、あちこち駈けずり回らなくてはならない。
また各担当者には笑顔もない。
約束の時間に行っても「まだ用意できてません」
それから2時間後に行っても「まだです」
ようやく入手できた時も、こちらの目を見ることも無く、「書類をくれ」という意味だろうか、黙って手をこちらに出す。そして受取った書類を確認後、用意できたチケットをポンと渡す。そこには「お待たせしました」の一言も無い。
いくら相手が添乗員だからって、ねぇ…
この空間にいること自体がすごく苦しくなって、身体が次第に熱っぽくなった。
原則会社からかけることになっている「出発前の参加者への電話」も、かける気力を失い、自腹きってもいいから、一刻も早くここから立ち去ることにしたのだった。
とっても疲れた…
ここにきて、自分が走りすぎている、というか自分のペースを超えていることにようやく身体が教えてくれたような気がした。
この日はもう、仕事のことは考えないようにして、ぱーっと楽しく夕食食べて帰宅した。
いや正確にはこの日と翌日まる一日。とにかく何も考えずにウダウダ過ごして、ようやく落ち着いた今日である。
しかし、やり残したことがあまりに多くて、朝から焦ってはいるけれど…
そうそう、熱っぽくなったので、絶対にインフルエンザだ!と確信した私の体温は35.8度でした(^_^;)。
まったく健康以外の何者でもなかった(笑)。
明日からは南イタリアです。
正直気乗りしていない今回。電話しても、携帯の電源切られてるしね。
(ああ、こんなこと言ってちゃいけない…)
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コメント
大変なんですねf^_^;
気分がのらないときってチョットしたことでも悪く考えたりしちゃいませんか?そんなときに限って追い撃ちをかけるように…(>_<)
考え方を変えてf^_^;インフルエンザではなかった健康な体で出掛けられるんだからきっと良いことがあるはずですよ(^^)v
向こうでおいしいものを食べて!気分をのせちゃいましょう(^O^)/
カッコイイお兄さんが声をかけてきちゃうかもしれませんよ〜(^_-)-☆
がんばって!行ってらっしゃ〜い(^^ゞ
投稿: がんvaleくま | 2005.03.07 21:41
がんvaleくまさん、コメントありがとうございます。
今はなんとか元気に成田で奮闘しています。
カッコイイお兄さん…いつもキョロキョロしてるんですけどねぇ…いまだ収穫ありません(笑)。
もうすぐ出発します。
投稿: まりあ | 2005.03.08 10:40