SHATABADI EXPRESS
午前5時、タクシーを呼んでニューデリーの駅に向かう。
人も車も殆どいない道を走り、到着した駅の喧騒といったら…
セピア色に照らされた駅前には、荷物を抱えた旅人達、見送る家族達、そしてその間を忙しく動き回るポーター達にクラクションをひっきりなしに鳴らし続ける車。それをじっと見つめている座り込んだ子供に放し飼いの牛。
デリーの駅は、既に1日が始まっている。
そんな中を、スーツケースを抱えた私はただ真っ直ぐ前を向いてホームに向かう。わき見をしようものなら、道を遮るように寄ってくるポーター達に荷物を掴まれそうになるのだ。
午前6時出発予定のSHATABADI EXPRESS、5時40分には入線してきた。
乗車口にわっと群がる人々。ここには「順番」とか「列」という概念はまるで無い。
指定席だから、先を争う必要はまるでないのだけど…。
大方の予想を裏切って、列車はほぼ定刻にデリーの駅を出発した。
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