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SHATABADI EXPRESS

午前5時、タクシーを呼んでニューデリーの駅に向かう。
人も車も殆どいない道を走り、到着した駅の喧騒といったら…
セピア色に照らされた駅前には、荷物を抱えた旅人達、見送る家族達、そしてその間を忙しく動き回るポーター達にクラクションをひっきりなしに鳴らし続ける車。それをじっと見つめている座り込んだ子供に放し飼いの牛。
デリーの駅は、既に1日が始まっている。

そんな中を、スーツケースを抱えた私はただ真っ直ぐ前を向いてホームに向かう。わき見をしようものなら、道を遮るように寄ってくるポーター達に荷物を掴まれそうになるのだ。

IND004 午前6時出発予定のSHATABADI EXPRESS、5時40分には入線してきた。
乗車口にわっと群がる人々。ここには「順番」とか「列」という概念はまるで無い。
指定席だから、先を争う必要はまるでないのだけど…。

大方の予想を裏切って、列車はほぼ定刻にデリーの駅を出発した。

ニューデリーからアグラまで、2時間余り、ノンストップの列車の旅だ。
出発して5分後にまず1リットルのミネラルウォーターが渡された。
その後に新聞…。水も新聞も無料らしい。
IND003 IND002





20分後にクラッカーとチャイ。これが朝食かと思って、クラッカーをほおばった後に再び配られたのがパンとカレーコロッケ&フライドポテト・チャイ・ライチジュースのセット。
そして最後にフェンネル&シュガーの口直し。
わずか2時間の間にこれだけのサービスがある。
見た目や設備はお世辞にも優雅な列車とは言えないけれども、新幹線と違ってとても優雅な気分にさせてくれる列車だった。

IND001 霧に包まれた朝日を車内より望み、大地の夜明けを静かに感じながら、午前8時半、列車はアグラに到着した。殆どの乗客がここで降り、またここから出発する乗客も沢山乗り込んでいった。家族や友人達の見送りを受けながら、列車は再び動き出していった。

今回は添乗ではなく所用でインドへ、そして突然アグラに向かう事になり、束の間の旅の気分を味わった私でした。

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