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食ったったぁ!

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         平和通を挟んで、小倉の街は西と東、完全に人の層が異なる。
特に東側、夜になると俄然元気になる(笑)。
記憶の糸を手繰りながら、路地裏までもさ迷い歩いたが、とうとう昔訪ねた店を見つけることができなかった。やはりここも入れ替わりが激しい。

仕方なくホテルに戻り、ホテル内の寿司屋に入った。
昨年の丁度今頃も、独りでここに来たのだった。

寿司屋に独りで入ったら、やはりカウンターでしょう。
でも今回は、カウンターにオヤジ達が陣取っていて入れない(涙)。
仕方なくテーブル席についたが、なんか間が持てない。

写真(左)は寿司8巻と蛍烏賊の酢の物、そして活ダコの天ぷら。
タコは天ぷらにしても、活と茹ででは食感がまるで異なる。

皿の寿司を食べ終わった頃、カウンターのオヤジ達が帰っていったので、思い切って板さんに話しかけてみた。
去年ここで食べた寿司を、どうしてももう一つ食べたかったのである。
何かを炙ってもらったのだが、その寿司のトロトロ加減が忘れられなかった。だけど何を炙ってもらったかが思い出せない。
去年も殆ど同じ時期に来たから、多分同じネタがあるに違いない。
そう思っていたのだが…

板さんと話を交わす中で、やはり私が食べたのは小倉牛を炙ったものらしい。
それと中トロを注文し、2つのトロトロ加減に大満足。

そこで話は北九州の魚事情をひとしきり。
明らかに東京で食べるネタとは異なるのだ。
築地を中心に何でも手に入る東京だが、やはり北九州の地の味にはかなわない。
(一流の味は築地に行くけどね、私の口にはまず入らない(笑))
ここで育った私は、大人になるまで「ほっけ」や「身欠きニシン」は知らなかったが、いまだにそれらは北九州には入ってこないらしい。
それでいいのだ、と私は思う。
何でもそれなりのものが便利に手に入ることが、はたして良いことなのか?
本当に美味しいものは、その土地で味わなければ意味も価値もないのだから。

北九州にマグロは要らない。

写真右は、翌朝訪ねた小倉駅の「らうめん横丁」、その中にある「桜吹雪が風に舞う」というラーメン屋さん。
ネギたっぷりのラーメンにほほ肉のトッピング(+400円)を追加してもらったら、北九州といえども1,000円を超してしまった(^_^;)。
でも、ほほ肉はとろけて美味しかった。
新宿にも出店しているらしいけれども、ここに来て食べたい。

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コメント

こんにちは。
>>本当に美味しいものは、その土地で味わなければ意味も価値もないのだから。
そうなんですよね;思わずお取り寄せしてしまうこともあったりするんですけれど、やっぱりその土地で食べると一味違うんですよね♪

投稿: BENELOP | 2006.04.19 14:40

アジの開きもサザエの壷焼きも食べたことがなかったオホーツク育ちの惑です。ホッケの開きにマツブ。こってりの味噌ラーメン。北も良いけど、九州も美味しそうだなぁ。やっぱり地元で食べなきゃ本物じゃないよね。

投稿: | 2006.04.20 23:41

>BENELOPさん
コメントありがとうございます。

スキー場やスタジアムのカップラーメン。
これさえなんだか凄く美味しく感じることがありますよね。
もしかしたら、「地元の味」といってもこれに近いものかもしれません。
でも、築地に絶対真似できないのは、地元の空気なんだと思います。

>オホーツク育ちの惑さん
こんにちは~。

そうそう、そこの寿司屋さんネタでもう一つ。

「貝柱」はホタテの貝柱じゃないんです。
ホタテ(新鮮な)が九州に入ってこない、というのを初めて知りました。
では、何の貝柱を使っているでしょう!?

投稿: まりあ | 2006.04.22 20:23

こんにちは。

旦か市場の屋台のラーメンが懐かしいです。
カウンターもない屋台で、丼の下に布を敷いて食べるスタイルはあそこくらいなのでしょうか。

東京の居酒屋で初めてホッケを食べた日を、なぜか鮮明に覚えています。
そういえば、東京ではしめ鯖ですが、鯖刺しを置いてある店はないですよね。
福岡に出張に行くヤツにおすすめを聞かれたら、迷わず鯖刺しと答えてます。

苅田には3年程住んだことがあるのですが、ずいぶん変わったのかなぁ。
次回は北九州空港を使ってみようと思います。

投稿: BAJI | 2006.04.28 01:57

BAJIさん、コメントありがとうございます。

旦過市場はずっとあのままでしょうね。
ていうか、変わらないでいてほしいものです。

小倉はいつの間にか、寿司が有名になってきたようですが、寿司屋が多い割には回転寿司屋が殆ど見当たらないのが、また嬉しいです。

東京のコンビニ生活に慣れてしまうと、
「そこにあるのが当たり前」
「無いと不安になる」
位の気持ちにさえなってきます。

でも「無い」ことに何の不自由があるのでしょうか?
そんなことを思い出させてくれた、小倉の街でした。

投稿: まりあ | 2006.05.02 10:09

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