MONTEROSSOの猫
北イタリア、リビエラ海岸に「チンクエテッレ」と呼ばれる村々がある。
イタリア語で「5 TERRE」。5つの大地(村)と読んだ方がわかり易いかもしれない。
入り組んだ岩礁を利用して住み着いた人々の村が点在しているのである。
イタリアが小国に分れて争っていた頃には、決して陸路からは入れない所。海から攻めてくる外敵に備えて作られた要塞、そして入り江に隠れるようにひっそりと佇む集落。
入り江の安住の地が、いつしか隠れた高級リゾートになった。
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チンクエテッレの一つの村、モンテロッソ。
列車が着いたら、そこはもう夏。地中海独特の藍色の海が広がる。
「モンテロッソ=赤い山」と呼ばれるだけあり、線路の反対側は切り立った崖。ハイキングやトレッキングを楽しむ人々も多い。
駅から徒歩5分ほどの所にある展望台にいた猫。
携帯のカメラをかなり近づけても、逃げることなくこの表情である。
かなり撮られ慣れてると見た(笑)。
いや、ここはそれほど時が緩やかに流れているのだと思いたい。
20分で去る街ではないのだ。
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