« 台風まりあ | トップページ | 松っつあん »

船の旅

Hi360030_2
半月ほど、留守していました。
イタリア半島の周りを一周するクルーズの仕事でした。

ベニスで乗船、アドリア海を進んで、クロアチアのドブロヴニク、イオニア海に入ってシチリア島のタオルミーナ、そしてティレニア海のソレントから北上して、コートダジュールのカンヌ・ニース~モナコ。再びイタリアに戻ってリボルノや豪華な隠れ家ポルトフィーノ。最後にチヴィタヴェッキアで船を下りた。

極上の空間を楽しんだ半月間。
私も着慣れないドレスに身を包んで、シャンパンで乾杯した夜、毎夜のフルコースディナーにショータイムを楽しみ、地中海の青い海を眺めながら自分の時間を見つめる。
仕事にきていることを忘れるほどの、豊かな気分に浸ることができた。

約900名の乗客に47ヶ国500名のスタッフが同じ世界を共有すると、自然に情も交わる。
究極のホスピタリティを、ここでは体験できる。
民族も国籍も超えて、同じ人間としての一体感を感じる事ができるのだ。
毎日流れるCNNのニュースで、日ごと緊迫度が増すほど、ここでの経験はよけいに際立つ。
ロンドンを中心とした空港での殺伐としたセキュリティとは、全く無縁だ。
全く無縁だし、赤ちゃんの粉ミルクさえ信用できない事態がよけい異常に思えた。

生まれた時から、何不自由なく恵まれた環境で育ってきた人間が国を支配するようになると、どうして他人のものが欲しくなるんだろう?
どうして力任せに相手を威圧するのだろう?
武力でしか相手を威圧できない人間には、きっと他人の痛みなどまったく感じないのだろう。

他人の痛みが伝わってこない人間に、国という玩具を与えるのは恐ろしい、と思うこの頃である。

|

« 台風まりあ | トップページ | 松っつあん »

「旅と心と体」カテゴリの記事

コメント

お帰りなさい。なんとも贅沢な旅ですねぇ。あくまでもお仕事なんですよね。添乗員だけは隅っこで安い仕出し弁当じゃないんですよね(^_^;)。
こういう客船ってビュッフェスタイルで食べ放題、飲み放題なんですよね。エステもあれば、カジノもある みたいなそういうのですよねえ。
実はカジノでギャンブラーの才能に目覚めたとか??

投稿: | 2006.08.26 00:29

おかえりなさ〜い(^^ゞ
台風と一緒にどこまで飛んでいっちゃったの?と心配していたら…(^_^;)
凄く贅沢な楽しい時間を過ごしていたのですね…羨ましい(^^)
心にゆとりや思いやりの無い人が多い国に帰りたくなかったんじゃないですか(~_~)…ようこそ日本へf^_^;
違う話を1つ、失礼します『女優☆座』お暇なときに検索してみて下さい!
松永裕子さん頑張ってます(^^)v…凄く遅い…遅すぎる情報でごめんなさい(ノ><)ノ

贅沢な時間を上手に楽しめるっていいですよね(^^)
まりあさんも張り切っていきましょうね〜(^_-)-☆

投稿: がんvaleくま | 2006.08.26 22:58

惑さん、がんvaleくまさん、コメントありがとうございます。

週末にも仕事があったので、お返事が遅くなってゴメンなさい。

船の旅は100万円、週末は1万円のツアーでした(笑)。
ホスピタリティはプライスレス、だとは思いますが、でも違いましたねぇ~。

日本人は時間の過ごし方が、やはりまだまだ上手ではないようです。
船に乗りながら、そんなことも考えていました。

投稿: まりあ | 2006.08.29 20:08

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/11005/11595024

この記事へのトラックバック一覧です: 船の旅:

» ラグーナ巡り、そしてガラス職人との出会い~ヴェネツィア② [ルパンの何でも見聞録]
ヴァポレット(水上バス)から石造りの建物が見えなくなる。本島から離れていく。海の [続きを読む]

受信: 2006.09.23 04:00

« 台風まりあ | トップページ | 松っつあん »