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柏
片道二時間かかる柏の街だが、不思議なご縁がある。

学生時代の友人がよく柏の街を自慢していた。
実を言うと、北九州で育った私には、千葉県の一街のことなどまるで知識がなく、『柏』という地名さえ全然知らなかった。
その友人も卒業後、事故であっけなくこの世を去り、柏の街もしばらく記憶から消えていたのだが、ひょんなことから柏の街に住むことになった。
銀座のOLをしていた頃、多少遠くてもよいから予算内で収まるバストイレ付のアパートを探していたら、選ばれたのが南柏だったのだ。
駅前には住宅展示場、そしてその向こうには畑が残っている、のどかな雰囲気の街だった。
コンビニの走りの頃、駅の近くには『ベンリー』というコンビニがあり、店のお兄ちゃんとも仲良くなって、よく一緒に遊んだ。

その後10年以上、柏の街には縁がなかったのだが、昨年仕事で久々に南柏を訪ねたとき、あまりの変貌にびっくり。
住宅展示場も『ベンリー』も、今や影も形も無い。
私が住んでいたアパートもきっと消滅しているに違いない、そう確信できるほど、街は変わっていた。
南口に立ち並ぶj高層ビルに囲まれて、瀟洒な駅舎だけが昔の面影をかろうじて留めていたに過ぎない。

そんな柏。私の柏のイメージはこの、南柏のイメージだけだったのだが…

またまたひょんなことから、柏にあるライブハウスを紹介された。
『70年代フォークを歌いませんか?』
まさにおじさん・おばさんの青春時代の世界!
最近の音楽は苦手でも、こういう歌はいまだにソラで歌える♪
とばかり、片道2時間かけて、翌日早朝から仕事だったにもかかわらず(笑)、馳せ参じた。

会場には、リアルタイムで青春を過ごした方々、そして私の知人(やはりリアルタイム派)、そしてきっと、まだお腹の中にもいなかったんじゃないか?と思うほど若い人達が集まっていた。
若者たちの感性って素敵。
当時のフォークを自分たちの世界にちゃんとアレンジして、自由に歌っている。
そんな姿に大きく刺激を受けた。
きっと彼らにとっては、『神田川』でさえ、ビートルズのような、新鮮でフレキシブルな魅力を感じさせてくれるのだろう。

そんな空間を与えてくれたライブハウス『Studio Wuu』。
今回再びまた訪ねる事ができた。

とあるコミュを通じてご招待を頂き、また片道2時間かけて向かった。
前回披露してくれたお仲間たち、そして今回初めて聴かせて頂いたプロの若者たち、様々なジャンルの様々な年代の人達が、一つの空間に集い、歌い、演奏し、踊り、夢を語る。
『柏』というコアを通じて、まるで蜘蛛の巣のように四方八方に繋がりが広がっていくのが手に取るように実感できる。
もう柏の市民ではないけど、昔を思い出しながら夢の世界に参加させて頂けた、素敵でとてもアットホームな空間。

沈みがちだった私の気持ちに、大きく喝を入れてくれた、そんな一時だった。

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「音楽」カテゴリの記事

コメント

いやーん、まりあさん、私なぜだか涙がジワーン……。

私もWUUを通じて、たくさんの知り合いができました。
日常生活では知り合えないような……っていったら、
ちょっとヘンかもしれないけれど。

年齢に関係なく、みんな一生懸命で目がキラキラしていて。
うん、いいなっ♪

投稿: ぶーこ | 2007.01.21 21:38

ぶーこさんが日々生き生きしているのを日記で読んでて、いいなあって思っていたんですよ。

素敵なお仲間に囲まれて、いいなぁ~♪

今回ご一緒させていただいて、ぶーこさんが輝いていらっしゃる理由がよくわかりました(^_^)。
ほんとにありがとう!

投稿: まりあ | 2007.01.21 21:56

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