カイマクル地下都市
有史以前より、人々はこの柔らかい石を削って住居として使用していた。
隠れ家にもなるし、夏涼しく冬暖かい内部は、寒暖の激しい当地に住む人々にとっては、最高の住居だった。
特に6世紀以降、イスラム勢力の浸透により当地を追われたキリスト教徒達には絶好の隠れ家。中には立派な壁画の残された協会跡も見られる。
カッパドキアの南端にあるカイマクルには、地面を掘って作られた住居跡が多数存在する。
やはりキリスト教徒の隠れ家として、入口狭く、しかし地下は8階にも及ぶ巨大な地下都市である。
礼拝堂はもちろん、家畜小屋からワインセラーまで何でも揃っていたという。
現在は観光用に地下4階まで訪ねる事ができるが、柔らかい岩壁とはいえ、通路を広げる事はできない。
当時の面影を残した通路を、私達も突き進む。
だからあまり太った人は通れない。
先日、通路に挟まれて身動きできなくなり、上からロープで吊り上げられた『日本人観光客』もいたとか。
カイマクルに行くなら、しっかりダイエットをして出かけてほしい(笑)。
カッパドキアの人々の伝統工芸といえば、トルコ絨毯。
政府の奨励を受け、若い女性達は皆、絨毯織の技術を身につける。
そんな女性達の絨毯織の様子を見に、我々も必ず工房を見学する。
工房での説明者も、最近の日本の流行をしっかりリサーチしながら、流暢な日本語で説明すると、観光客も自然に絨毯を買いまくるーから不思議だ。
(って、これじゃピーさんみたいだ(^_^;))
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コメント
げ
いきなり先制パンチを喰らってしまった。
買い物かあ。
『追加されたからつい買った』
ほら、面白くないじゃん!
トホホ……
投稿: ピーちゃんの身元引受人 | 2007.01.04 19:15
ピーさん、まだまだ1年始まったばかりですよ…(-"-;
投稿: まりあ | 2007.01.04 22:22