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天空列車

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1955年、毛沢東の指令により、チベット自治区への鉄道建設が着手された。
文化大革命の混乱などで計画は遅れたものの、2006年7月1日にラサまで旅客列車の営業が開始された。
丁度1年が経ち、今回乗車の機会を得た。
西寧からラサまで約25時間の夜行列車の旅である。

夜9時過ぎに列車は西寧を出発。
1等寝台2両、2等寝台8両、その他に食堂車と普通座席車を連結しているが、夏休みも始まり、各車両共満席状態。沢山の若者達が乗車している。
普通座席には、民族衣装をまとったチベット族の乗客もちらほら見かける。

お客様が一段落ついて自分の寝台に向ったところ、案の定、知らない男が既に眠っていた。
ガイドの寝台には知らない女が…
男はそのまま居座り、女は渋々出て行った。
日本人ツアー客の寝台は、6名1室のコンパートメントを4名で使うよう手配してあるので、上段はなんとか手付かずで残っており、そこにガイドが休み、私はかろうじて空いていた下段の寝台を使うことになった。
周りは知らない中国人の男達ばかりだったが…
夜が明けると共に、私は荷物を全てまとめて、お客様のいる車両に移動。自分の場所には2度と戻ることはなかった。

午前7時過ぎ、列車は標高2,828mのゴルムド駅に到着した。
ここでは機関車増結の為しばらく停車。乗客達はホームに降りることが許される。

食事は食堂車で。その他には各車両に給湯器があり、お湯をいつでも入手できるのは中国らしい。
殆どの乗客は、そのお湯を汲み、カップラーメンを食べていた。

天空列車はその後徐々に高度を増していく。
車窓からは6,000m~7,000m級の峰峰が幾重にも連なるのだが、列車自体が標高3,000m~5,000m超の高さまで上がって行くので、残念ながら高さを実感することがあまりない。
湖だって標高4,000m以上の高さにあるのだから。

けれどもクライマックスは標高5,068mの世界最高鉄道駅、タングラ駅。
そしてラサ到着直前に見える、標高7,162mのニンチェンタンラ峰だろう。

空気は確かに薄い。
薄いけれども気圧調整されている車内では、こんな軽装で良いのか? と思うほど気楽に景色を楽しめるのが凄い。

それをラサに到着後、痛いほど実感することになったのである。

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コメント

飛行機のように与圧!!すっごいですねぇ~(^。^)いきなり外に出たら酸素ボンベが無料で支給されていてもやばそうですねえ。凍土の上もかなり走る鉄道なんですね。温暖化で溶けていったらこの鉄道もシベリア鉄道もガタガタになるんですかね。シベリア鉄道走破なんていうツアーも経験ありですか?

投稿: | 2007.07.14 23:39

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ジオラマ〜鉄道模型の特選動画集】です。管理人のしーちゃんです。鉄道模型のジオラマ動画をどんどん紹介していきます。どの作品もレベルが高く、まるで実写のようですよ。 [続きを読む]

受信: 2007.07.14 19:49

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