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プリトヴィッツェ

プリトヴィッツェ
旧ユーゴスラビア という表現はもう古いのかな?
「クロアチア」としてすっかり認知され、しかも最近の大人気観光地となった国にある国立公園。

大小16の湖と92の滝がちりばめられ、散策路はまさにユートピア。
まるで水芸の世界をさまよい歩いているかのような錯覚にさえ陥る。
石灰分の高い土地柄、湖の底は白く、水は透き通り、マスの群れがあちこちに見える。
釣りも禁止されているので、ここの魚は恐れを知らない。
人の姿を見つけると、寄ってさえ来る。

そしてこの時期はさらに紅葉が見事に拝める。
これほど日本人の目を惹きつける要素を多分に含んだ観光地は、他には多くないだろう。
(というわけで、沢山の日本人観光客が押し寄せている(笑))

しかしこの公園にさえ、戦争の傷跡は癒えない。
戦渦に巻き込まれてから、まだ10年ほどしか過ぎていないのだ。

セルビアの管理下に置かれた頃、公園のスタッフは皆追いやられ、静かな散策路に丸太が無謀に敷かれ、熊や狼達、森の生物達は姿を消してしまった。

現在のような静かなユートピアになり、動物達が戻ってくるまでに10年もかかったという。
元は同じ国だったのに…

一つの国にまとめられるのが必ずしも良いとは思わないが、融合した関係を築いた人々も少なくないはず。
その人々の幸せさえも奪ってしまい、いったい何のために戦わなくちゃいけないのか?

島国民族にはなかなか理解できない問題である。

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