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リトル・トーキョー

ロサンゼルスにある日本人街、リトル・トーキョー。
人口が爆発的に溢れつつあるチャイナタウン、元気爆発のコリアンタウンとは対照的に、こちらは寂れる一方だ。
日本人観光客にしても、たまたまこの近辺に泊まらない限り、訪れることは少ない。
この近辺には日系のホテルも複数あるのだが、つい最近、老舗の一つニューオータニも撤退した。
まだニューオータニの看板つけたままなのだが…。

そんな静かな街で、こんなものを見つけた。
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部屋の窓から見えた、およそアメリカっぽくない異様な建物。
不思議に思いホテルの裏に回ってみると、それは入り口の看板ではっきりした。
『真言宗 高野山米国別院』
アメリカに居住する日本人達の魂の拠り所となっているのだろう。
クリスマス休暇のためか、こちらも堅く扉を閉ざしていた。

画像右、旧ニューオータニ前の通りの看板。
『宇宙飛行士 エリソン・オニヅカ通り』とある。
スペースシャトル・チャレンジャーの事故で志半ばで命を失った、日系アメリカ人宇宙飛行士の名前である。
この事故については、私たちの記憶にそう遠いものではない。
発射を称える観客たちの歓声が、想像もつかない惨劇により悲鳴に変わっていったのを、私は今でも忘れない。

彼の名前は、このリトル・トーキョーに生きていたのだ。

アメリカの街には、至る所に著名人の名前を冠した通りがある。
文句なく自分達の誇りとなる人、ヒーロー…
彼らの名前はいつしか人々の心に親しみを、そして希望と勇気をさりげなく与えてくれているように思える。

『宇宙飛行士エリソン・オニヅカ通り』
再びの復興を願う、リトル・トーキョーに住む人々の希望と誇りのような気がした。

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「旅と心と体」カテゴリの記事

コメント

あけましておめでとうございます。あぁそういえばと・・不確かな記憶を確かめてみると、あの事故が1986年で既に22年前。ハワイ島コナの出身の彼をしのんでコナ国際空港ターミナルの一角には「オニヅカ・スペース・センター」が建てられていて、彼の遺品などが展示されているそうですが、そちらも訪ねたことがあったりしますか。

投稿: | 2008.01.03 18:32

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