バイキングの通り道
中世ヨーロッパの時代、各地の沿岸で怖れられていた海賊バイキング。
船首と船尾がツンと尖った独特のシルエットが海上に浮かび上がるや否や、海沿いの街は略奪され破壊された。
そんな伝承をあちこちで聞く。
その元凶(?)バイキングがいたとされるスカンジナビア半島、今では当時の面影まるでなく、穏やかな人々が多い。
もっとも、殺戮と略奪を繰り返したとされるバイキングは、生活に困ったほんの僅かな一部に過ぎないというのが、この土地の人々の言い分ではあるが。
スカンジナビア半島に4つの国があり、それぞれのバイキングが辿った道のりは異なる。
遠くはイタリア半島、黒海沿岸まで行っていたという。
中でもノルウェーバイキングは、グレートブリテン島(アイルランドや湖水地方)、グリーンランド、そしてコロンブスが発見する500年前、10世紀には既にアメリカ大陸に到達していたという記録が残っている。
しかもアメリカ政府はそれを認めて、キャピタルヒルにモニュメントがあるというから驚き。
今更ながら、昔の人々のロマンの大きさに恐れ入る。
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