タージマハール
11日間のインド~ネパールの旅を終えました。
ブッダの生誕から涅槃の地まで、そして83歳の生涯を閉じるまでの軌跡を辿る旅。
そのいずれの地も、現在では廃墟しか残っていなかった所。
もちろん、訪れる人々のための観光産業はありますが、そこに文明はありません。
BRICSの一国として、IT産業を中心に著しい発展を遂げるインドとは言われていますが、ここへ来ると、それは11億人いるインド人の内の、ほんのほんの一握りの人々によって仕切られているのだということが、厭もうむもなく思い知らされます。
牛馬山羊羊、猿駱駝が人間や車と同じ道を闊歩する。
それが首都デリー市内であっても同じこと。
「ハイウェイ」と呼べそうな車道は殆ど無い。
ガンジス河縁では現在も尚、火葬された死体が流される。
それは悠久の歴史を経ても尚、変わることはありません。
(私達も何度「青空トイレ」を実践したことか…(笑))
それはヒンズーの世界とて、人々の暮らしはさほど変わることはありません。
たとえ王様が愛する妻の為に、このような立派な墓を作ろうとも…
前回は入口より携帯電話持ち込み禁止~没収と言われ、この写真を撮ることができなかったのですが、この4年の間に人々の多くが携帯を持ち始めたので、禁止することがもはやできないのかも…
前回は仕方なくアグラ城から後ろ姿を撮ったのですが、今回は優美な前景を納めることができました。
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