萩焼
今からおよそ400年前、藩主毛利輝元に従って渡来した朝鮮の名工、李勺光、李敬の兄弟が毛利家より俸禄を賜り「御用窯」として、徳川時代末期に至るまで歴代毛利家の庇護のもとに製陶に精進を続け、今日に至る。
萩焼は、一名「高麗焼」ともいい窯変、茶慣れなどにより雅趣豊に精妙な変化に富む。これを「萩の七化」と言い伝えられている。
限りなく素朴で飾り気の無い、それでいて穏やかな優しい色合いに仕上がる。そして時と共に変化を魅せる。私は陶器を集める趣味は特にないけれども、この萩焼だけは不思議に惹きつけられてしまいます。
ずっとずっとお茶碗を探していました。
別に高価なものとかいわゆるブランド品などを求めていたわけじゃないけれど、どうしても「これはっ!」と思えるものが無かったので、ずっとお茶碗ナシで生活してました(笑)。
先週宮島~萩・津和野と仕事で出かけたとき、お決まりのように「萩焼の窯元」に立寄りました。
このとき密かに私の心は決まってました。
しかし、しかし、170人余りのお客様が入店すると、とてもじゃないけど添乗員が買える時間は、無い。
結局ここでは諦めたのですが…。
夕食時、ホテルの向かいに二軒の萩焼店があるのを発見。食事中にこっそり抜け出して、お店を覗いてみました。
アテネ五輪のTVをじっと見ているおじさん、最初は何かしら気難しい気がして話しにくかったのだけど、思い切って声をかけてみました。
「すみません、この湯呑みに合うお茶碗はありませんか?」
桐の箱に入った、淡いピンクの湯呑みが気に入ってしまったのです。
「うぅ、この湯呑みに合うのは特に作ってないけど…これはどう? こりゃぁいいよ、オススメじゃけ、千円まけたげる。」
この一言で、私の心は決まりました。
そしたら急に近くにあったビヤマグにも心が動かされ、併せて購入。全部で4~5千円まけてもらったかな!?
カード払いで、さてサインをしようとしたら、サインする場所に*印のパレードが…
おじさん、ボタンを押し間違えてしまったようです。
さあ、そこからが大変。おじさん、支払機の使い方を知らないので焦っています。
カード会社に電話をして、やり方を訊いてもうまくいきません。
仕方なく、私が間に入ってやり方を訊きながら操作して、ようやくうまく伝票が出てきました。
なんだかすっかりおじさんと仲良くなって、丁寧に包んでもらった萩焼をそれはそれは大切に持ち帰ったことは想像に難くないでしょう。
えっ? 何故二客ずつかって?
たまにはミエをはらしてください(^_^;)。
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